聖徳太子ゆかり

太子の使臣・宮地鍛師麿の末裔である源證上人が源証寺を開創、
境内に太子堂を建立し所持の太子像を祀る

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聖徳太子について

聖徳太子(しょうとくたいし、574年2月7日〈敏達天皇3年1月1日〉- 622年4月8日〈推古天皇30年2月22日〉)または厩戸皇子(うまやどのみこ、うまやどのおうじ)、厩戸王(うまやとおう)は、飛鳥時代の皇族・政治家。用明天皇の第2皇子、母は欽明天皇の皇女・穴穂部間人皇女。
「聖徳太子」は、後世の尊称ないし諡号です。
推古天皇のもと、蘇我馬子と協力して政治を行い、国際的緊張のなかで遣隋使を派遣するなど進んでいる中国の文化・制度を学び冠位十二階や十七条憲法を定めるなど大王(天皇)や王族を中心とした中央集権国家体制の確立を図った他、仏教や儒教を取り入れ神道とともに信仰し興隆につとめたとされます。

聖徳太子堂

当寺では足立区内で唯一の聖徳太子をお祀りする「太子堂」を有し、創建は、江戸中期の正徳年間と伝えられています。
現太子堂に祀られている聖徳太子ご尊像は、聖徳太子の強縁の者が源證上人に託したものとされ、今日まで大切にご本尊として祀られています。
小堂の造りではありますが、江戸時代の建築様式を留めており、軒の組物、向拝への繋ぎの海老紅梁・頭貫の獅子鼻など、貴重な建造物となっています。また、天井は格天井で90の桝に区切られ、それぞれに信者寄進の花鳥・人物などの色彩画が描かれています。
太子講の際には太子堂の御開帳もあり、建築、木工の守護神として崇拝されていることから、建築に関わる方や熱心な信者の方、歴史ファンの耳目を集めています。

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太子講

聖徳太子の忌日である22日に太子講として仏事を修することは太子像をお祀りする寺院ではどこでも行いますが、当寺では寺院最大の行事として太子講を行っております。
太子講は毎年正月、5月、9月の22日に実施しており、特に正月の太子講は一番の賑わいをみせております。
当寺の檀家や地域の方のほか、千住の東京建業界(とび職)や岩淵太子講中(建築業者)からの参加もあり、太子堂に入りきれないほどの人々が集まります。
特にとび職は背中組印を染め抜いた揃いの法被を着ているので、見た目にも盛観です。

聖徳太子堂の天井画

堂内の天井は格天井になっており、90枡の一つ一つに七福神、十二支、花鳥など神仏に関わる絵が描かれています。

天井画
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